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『第5回 日本精神科医学会学術大会』 に参加しました
掲載日 2016/11/24
公益社団法人日本精神科病院協会が主催する『第5回 日本精神科医学会学術大会』が、平成28年11月16日(水)・17日(木)、宮城県の仙台国際センターにて開催されました。当院より職員7名が参加し、看護師より1演題、精神保健福祉士より1演題を発表させて頂きました。
今回のテーマは「多難な時代の精神科医療~震災・医療経済・少子高齢社会・・・・・・希望そして創造」でありました。東北地方での開催でもあったことから、シンポジウムや各講演の内容に東日本大震災から学ぶ災害精神医学や今後の地域防災であったり、原発事故に関するものが多数見受けられました。また、平成28年4月14日に起きた熊本地震による被害に関しても、精神科病院の視点から報告されているものもありました。テレビのニュースなど報道だけでは知ることの出来ない、実際の現場での生の声や写真を拝見することができ、また「こころの復興支援」についても、まだまだこれからの課題であることが理解でき、いまいちど、震災が起きた際の精神科病院の地域での役割を理解することができました。
当院からは、上阪看護師より「刺激性のベクトル変換~長期隔離室生活からの離脱を目指して~」、竹内精神保健福祉士より「長期入院者への退院評価基準における調査・研究 ~長期入院からの退院者と現存の長期入院者との比較検証から視えてきたこと」の2演題を発表させて頂きました。
今回の貴重な経験をもとに、より一層、いまの時代に即した精神科医療の提供を目指し、地域住民の方のニーズを丁寧に把握することに努め、信頼される精神科病院であり続けることを目指していきたいと思います。